■ ID | 788 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | Transport of nitrogen assimilate in xylem vessels of green tea plants fed with NH4-N and NO3-N |
■ 著者 |
Kokyo Oh
埼玉県環境科学国際センター Tadashi Kato NPO法人自然生の会 Hui-Lian Xu (財)自然農法国際研究開発センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | Pedosphere, Vol.18, No.2, 222-226, 2008 |
■ 抄録・要旨 | 茶樹(Camellia sinensis L.)の根に15N-NO3と15N-NH4を与えた後に、木部樹液における窒素化合物のダイナミックな組成をモニターすることによって窒素同化物の輸送過程を研究した。木部樹液のアミノ酸成分は、主にグルタミン、テアニン、アルギニン、アスパラギン酸とグルタミン酸であることが明らかになった。茶樹に15N-NO3と15N-NH4を与えた48時間後、樹液中のアミノ酸濃度が著しく増加し、その増加量は15N-NO3を与えたものより、15N-NH4を与えたものの方が多かった。茶樹に15N-NO3と
15N-NH4を与えた2時間後、アスパラギン、グルタミン酸、アラニン及びアルギニンから15Nが検出された。これは根による窒素の吸収から、アミノ酸の合成、木部樹液への輸送まで、2時間以内であったことを示している。 また、15N-NO3を供給した後、木部樹液中の15N-NO3が急速に増加したことから、硝酸塩を木部樹液に直接輸送できることが示唆された。 |
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